「毛」と「ウール」って同じじゃないの?
日本には四季があり、秋~冬に好まれる素材として
羊毛繊維(いわゆるウール)が思い浮かびます。この「ウール」ですが、「毛」とも表され、
衣類表示的に違いがあること、説明できる方は多くないと思います。
衣類表示で「ウール」と表示されている場合は、羊毛の事を言います。
では「毛」と表示されているときは、何が違うんでしょうか?
「毛」と「ウール」の違い
「毛」とは、羊毛を含むカシミアやアルパカ、アンゴラなどの
動物の毛全般の事を表してます。
つまり、この表示の仕方にする事で、化学繊維との区別をしています。
例えば、毛100%の表示があれば、アクリルなどの化学繊維ではなく、
何かしらの毛素材で作られているということを表しています。
毛の後にカッコで(モヘア◯%含む)と補足説明してある表示もよく見られ、
この場合は羊毛以外にモヘアを合計したパーセント率であるということです。
いろいろなウール
羊の種類で高品質な羊毛として知られる、メリノ種の羊から採れるウールの事を
「メリノウール」と言います。
このメリノウールの中でも、繊維の細さが19.5マイクロン以下の高品質ウールの事を
「エクストラファインメリノウール」と言います。
当店の引き揃え糸の中でも、「メリノウール」を使った糸を扱う商品があります。
その他に「ソフトウール」と、ウールだけでも色々な言い方が出てきます。
実は繊維の違いにより、手触りなどの風合いが違ってきてますので、
この区別をするために、なるべく細かく表示するよう、心がけております。
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